
「初めてメンズパーマをかけてみたいけれど、似合うか不安」
「パーマをかけて失敗したら、元に戻せないのでは?」
「ツイストスパイラル、ニュアンスパーマ、波巻き……種類が多すぎて分からない」
初めてパーマを検討している男性の中には、このような不安を持っている方も多いのではないでしょうか。SNSでメンズヘアを見ていると、さまざまなパーマスタイルが出てきます。かっこいいと思って保存してみたものの、「自分がやったらどうなるんだろう」と不安になり、結局いつものカットだけにしてしまう。そんな経験がある方もいるかもしれません。
でも、パーマは必ずしも「大きくイメージチェンジするためのもの」ではありません。トップを少し立ち上げる。直毛にやわらかな動きを加える。毛流れをつくる。毎朝のセットをしやすくする。このように、普段の髪型を少し扱いやすくするためにパーマを取り入れることもできます。
大切なのは、流行しているパーマの名前だけで決めないことです。骨格、髪質、髪の長さ、普段の服装、学校や仕事のルール、そして自分でどのくらいスタイリングできるのか。こうした条件まで考えてパーマを選ぶことで、初めての方でも挑戦しやすくなります。今回は、メンズパーマ初心者の方に向けて、挑戦しやすいパーマの種類から、自分に合うパーマの選び方、自宅でのスタイリング方法までご紹介します。
目次
メンズパーマ初心者が最初に知っておきたいこと

初めてパーマをかけるとき、「どのパーマが一番おすすめですか」と聞きたくなると思います。しかし、美容師目線では、全員に共通する「一番おすすめのメンズパーマ」はありません。髪質も骨格もライフスタイルも一人ひとり違うからです。
同じパーマの写真を持ってきた2人がいたとしても、一人は硬くて直毛、もう一人は細くて少しくせ毛だとしたら、同じようにパーマをかけても仕上がりや自宅での扱いやすさが同じになるとは限りません。さらに、「学校であまり派手にはできない」「営業職なので清潔感を大切にしたい」「朝は5分くらいしか髪に時間をかけられない」など、生活によっても適したスタイルは変わります。だからこそ、初めてのパーマで一番大切なのは、パーマの名前を覚えることではなく「どんな髪型で過ごしたいか」を美容師に伝えることです。
メンズパーマをかけるメリットは?
パーマの魅力は、髪にカールがつくことだけではありません。特に男性の場合、毎日のスタイリングをしやすくするためにパーマを利用できることがあります。
「ワックスをつけてもすぐ髪が真っすぐに戻る」という直毛の方は、パーマであらかじめ毛流れやカールをつくっておくことで、スタイリング剤をなじませたときに動きを表現しやすくなる場合があります。トップがつぶれやすい方にも、パーマは選択肢になります。髪全体を強くカールさせるのではなく、必要な部分に動きを加えることで自然な立体感を目指すこともできます。
センターパートや前髪を流すスタイルでは、毎朝ドライヤーやアイロンで毛流れをつくっている方も多いでしょう。パーマを使ってベースとなる動きをつくることで、朝のスタイリングが楽になる可能性があります。また、同じパーマでもスタイリング剤によって見え方を変えられます。ナチュラルに仕上げる、ツヤを出す、ウェットな質感にする、しっかり束感を出すなど、休日と学校・仕事の日でスタイリングを変えるのもおすすめです。
初心者でも挑戦しやすいメンズパーマは?
ここからは、初めての方でも相談しやすい代表的なメンズパーマをご紹介します。ただし美容室によってパーマの名称や施術方法が異なることがあります。「この名前を予約すれば必ずこの仕上がりになる」という意味ではなく、希望を伝えるための参考としてご覧ください。
「いきなり強いパーマは怖い」「パーマ感が強すぎないほうがいい」という方に相談しやすいのがニュアンスパーマです。直毛にやわらかな動きを加えたり、自然な毛流れをつくったりすることで、いつもの髪型を少し扱いやすくすることを目指します。センターパートなどとも組み合わせやすく、「パーマをかけたことが分かるほどクルクルにはしたくない」という方にも選択肢になります。
センターパートや前髪を流すスタイルが好きな方には、毛流れパーマもおすすめです。「毎朝ドライヤーで後ろへ流しているけれど、すぐ前に落ちてくる」といった悩みをサポートできます。パーマの目的を「カールを見せること」ではなく「髪が動く方向をつくること」と考えると分かりやすいでしょう。
「せっかくパーマをするなら、少し変化が分かるほうがいい」という方には、ゆるめのスパイラル系パーマも選択肢になります。髪に立体的な動きをつくりやすく、スタイリング剤をつけることでパーマの質感を楽しめます。ただし、カールの強さによって印象が大きく変わるため、「この写真より少し弱めがいい」など具体的な希望を伝えると、美容師とのイメージ共有がしやすくなります。
メンズパーマを検索すると、ツイストパーマやツイストスパイラルパーマもよく目にすると思います。もちろん初めてでも選ぶことはできますが、パーマの強さやデザインによっては、ニュアンスパーマなどと比べて変化が大きくなります。「とにかく流行っているから」という理由だけで選ぶのではなく、自分がどの程度のパーマ感を求めているのかを考えてみてください。しっかり雰囲気を変えたい方にはツイスト系、ねじりと立体的な動きを組み合わせたデザイン性のあるパーマを楽しみたい方にはツイストスパイラル系が選択肢になります。
これらの中から一つに絞りきる必要はありません。「この2つで迷っています」と美容師に伝えてください。髪質や現在の長さを見ながら、希望に近い方法を一緒に考えることができます。
メンズパーマは骨格に合わせることが大切
パーマ選びでは、髪質だけでなく骨格とのバランスも重要です。同じパーマスタイルでも、顔の形や頭の形によって見え方が変わります。トップに高さを出したほうがバランスを取りやすい方、サイドのボリュームを抑えたほうがすっきり見える方、前髪を下ろしたほうが似合う方など、一人ひとり違います。SNSのモデルと自分では、骨格も髪質も違います。写真をそのままコピーするのではなく、「写真のどこが好きなのか」を生かしながら自分に合わせることが大切です。
パーマの仕上がりはカットで大きく変わる

IYOHKがメンズパーマで特に大切にしているのが、カットとの連動です。パーマは、ただ髪をロッドで巻けば完成するものではありません。どこに長さを残すのか、どこを短くするのか、トップにどの程度ボリュームをつくるのか、前髪をどこへ動かすのか。こうしたベースをカットでつくったうえで、必要な場所にパーマを加えていきます。特にメンズヘアは髪が短い分、数センチの長さやボリュームの違いでも印象が変わります。だからこそ、「カット」と「パーマ」を別々に考えないことが重要です。
髪質によってパーマのかかり方は違う
「友達と同じパーマにしたのに、仕上がりが違った」ということもあります。これは、髪質によってパーマの反応が違うためです。太く硬い髪、細くやわらかい髪、直毛、もともと少しくせがある髪、カラーを繰り返している髪。同じ薬剤や巻き方で施術しても、全員が同じ仕上がりになるわけではありません。そのため美容師は、髪質やダメージ状態などを確認しながら、薬剤やロッド、放置時間などを考えます。「パーマがかかりにくそうだから強い薬を使えばいい」というほど単純ではなく、必要以上に強い薬剤を使用すれば髪への負担も大きくなる可能性があります。初めてだからこそ、髪の状態をきちんと確認してもらうことが大切です。
カラーをしているからといって、必ずパーマができないわけではありません。ただし、特に注意したいのがブリーチをしている場合です。ブリーチやハイライトなどの履歴がある髪は、そうでない髪よりも慎重な判断が必要になります。以前ブリーチして現在は黒く染めている場合も、ブリーチした部分が髪に残っていれば重要な施術履歴です。「半年前にブリーチしました」など、覚えている範囲で美容師に伝えてください。
初めてのパーマで「失敗した」と感じやすい原因は?
パーマ初心者が「思っていたのと違った」と感じる理由の一つが、仕上がりのイメージ共有が十分でないことです。たとえば「ゆるめ」という言葉一つでも、人によってイメージは違います。美容師が考える「ゆるめ」と、お客様が考える「ゆるめ」が同じとは限りません。
そこで役立つのが写真です。希望写真を1枚だけでなく2〜3枚程度用意すると、「この写真の前髪が好き」「このくらいのカールがいい」「この写真ほど強くはしたくない」と具体的に共有できます。逆に、「これは嫌」という写真やイメージがあれば、それを伝えることも非常に有効です。
「自分には何が似合うか分からないので、全部おまかせしたい」という方もいると思います。もちろんおまかせいただくこともできますが、「朝は楽なほうがいい」「学校で派手すぎるのはNG」「スタイリング剤はあまり使いたくない」といった条件を伝えていただけると、より生活に合ったスタイルをご提案しやすくなります。髪型の専門用語を知らなくても、普段どのように過ごしているかを話していただくだけで十分なヒントになります。
メンズパーマ初心者でもできるスタイリング方法
初めてパーマをかけた方が翌朝に一番困りやすいのが、「美容室ではかっこよかったのに、自分でセットしたら違う」という問題です。基本的な流れをご紹介します。
まず、寝起きの髪には寝ぐせがついているため、いきなりワックスをつけずに、必要に応じて髪を濡らして寝ぐせをリセットしましょう。時間がない場合も、パーマを出したい部分を中心に濡らすだけでセットしやすくなることがあります。濡らした後は、タオルでゴシゴシこするのではなく、カールをつぶさないようやさしく水分を取ります。
その後はドライヤーで形をつくります。トップにボリュームがほしい場合は根元を起こすように、サイドを抑えたい場合はボリュームを出しすぎないように乾かします。カールを強く出したい場合は、完全に伸ばしながら乾かすのではなく、動きを残すように乾かしていきます。パーマをかけた当日は、美容師が乾かしている手元を見ておくのもおすすめです。
スタイリング剤は、いきなり一か所へ大量につけず、まず手のひらと指の間までよく広げてから髪全体へ均等になじませます。前髪は最後に手に残った少量で整える方法もあります。最後に、トップはつぶれていないか、サイドが広がりすぎていないか、前髪の方向は合っているかなど、鏡から少し離れて全体のシルエットを確認しましょう。
スタイリング剤はどう選ぶ?
スタイリング剤によって、同じパーマでも印象が変わります。ワックスは束感や動きを出しやすく、自然なメンズパーマ全般に使いやすいアイテムです。バームはナチュラルなツヤとまとまりが特徴で、ニュアンス系や自然な毛流れのスタイルに向いています。ジェルはツヤとウェット感、ホールド力があり、しっかりカールを見せたいスタイルに適しています。クリーム系はやわらかなまとまりを出しやすく、強く固めたくない方に向いています。
ただし、商品によってセット力や質感はかなり違います。髪質やパーマの強さによっても適したものは変わるため、施術後に美容師へ「今日使ったスタイリング剤は何ですか」と聞いてみるのがおすすめです。
朝のセットが苦手なら、最初から美容師に伝えよう
「セットが苦手なのが恥ずかしい」と思う必要はありません。むしろ、美容師としては事前に教えていただいたほうがスタイルを提案しやすくなります。朝5分しか時間がない方に、毎日20分かけなければ再現できないスタイルを提案しても意味がありません。IYOHKが大切にしているのは、美容室を出た瞬間だけかっこいい髪ではなく、自宅でも再現しやすい髪型です。「ワックスを使ったことがありません」「ドライヤーだけでできるだけ形にしたいです」ということも、ぜひそのままお話しください。
パーマを長く楽しむためのホームケア
パーマをかけた後は、日常のお手入れも大切です。シャンプー後は、髪を長時間濡れたまま放置せず、ドライヤーで乾かしましょう。タオルで強くこすったり、無理にブラシで引っ張ったりするのは避けます。パーマ後の髪は施術前とは扱い方が変わることがあるため、「今まで使っていたシャンプーでいい?」「どんなスタイリング剤が合う?」など、分からないことがあれば担当美容師に聞いてください。
パーマの持ちは、髪質、パーマの強さ、髪の長さ、カットの頻度、日常のお手入れなどによって変わり、一律ではありません。特にメンズヘアの場合、髪が短いため、パーマ自体が残っていてもカットによってパーマ部分が少なくなることがあります。「何か月持つか」だけでなく、「どのタイミングでカットすると扱いやすいか」まで美容師に相談するとよいでしょう。
IYOHKがメンズパーマで大切にしていること

IYOHKでは、カットと連動したパーマ技術を大切にしています。全スタイリストが高いレベルの技術を身につけることを目指し、カット料金は一律7,000円(税抜)。オーナーやトップスタイリストだから料金が高くなるという仕組みではありません。私たちが考える「技術」は、カットやパーマの技法だけではなく、似合わせ、再現性、持ちの良さ、提案力、スピード、さらにお客様が言葉にできていない希望を引き出すコミュニケーションや、安心して過ごしていただける空気づくりまで含めた「記憶に残る技術」です。
「美容室は女性のお客様が多そうで入りにくい」と感じている男性もいるかもしれませんが、IYOHKでは男性のお客様もご紹介などを通して多くご来店いただいています。西原店と上幟町店は3席のみのプライベート感のある空間で、大人数の美容室が苦手な方にも過ごしていただきやすい環境です。地蔵通り店は自然光が差し込む開放的な空間で、ゆったりお過ごしいただけます。「パーマについて詳しくないから何と言えばいいか分からない」という方も、髪型の名前を知らなくても、希望写真を見せていただくだけで大丈夫です。
まとめ
初めてメンズパーマを検討すると、「ニュアンスパーマにするべき」「ツイストスパイラルが人気だから、それにしたほうがいい」と、パーマの名前ばかり気になってしまうかもしれません。しかし本当に大切なのはパーマ名ではなく、自分の骨格や髪質に似合っているか、普段の服装になじむか、学校や仕事でも問題なく過ごせるか、朝、自分でスタイリングできるか、そして何より、その髪型を自分自身が気に入れるか、ということです。
初めてパーマをかける際は、好きなヘアスタイルの写真、逆に「こうなるのは嫌」というイメージ、学校や職場でのルール、朝のスタイリングに使える時間、カラーやブリーチの履歴などを伝えていただけると、より的確な提案がしやすくなります。すべてを決めておく必要はなく、分からない項目は「分からない」と伝えて大丈夫です。そこから一緒に考えることも美容師の仕事です。
IYOHKでは、いきなりパーマの種類を決めるのではなく、髪質や骨格、現在の長さ、普段のスタイリング、ライフスタイルなどを確認しながら、その方に合ったスタイルを考えます。「SNSで見たこの髪型が気になる」、そのくらいの状態でご来店いただいても大丈夫です。パーマをかけることで、朝のスタイリングが少し楽になる。今までできなかった髪型を楽しめる。鏡を見たときに「今日の髪、いいな」と思える。そんな小さな変化も、毎日の時間を豊かにしてくれます。メンズパーマが初めての方も、パーマの種類がまったく分からない方も、ぜひ気軽にご相談ください。あなたの髪質や骨格、ライフスタイルに合った「初めてのパーマ」を一緒に見つけていきましょう。
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