
「夏になると髪がパサつく…」 「カラーの色落ちがいつもより早い気がする」 「トリートメントをしてもまとまらない」
そんな悩みを感じる方は少なくありません。
実はその原因の多くは紫外線にあります。肌の日焼け対策はしっかり行う方でも、髪の紫外線対策まで意識している方は意外と少ないものです。しかし、髪は顔よりも高い位置にあるため、実は紫外線を最も浴びやすい場所でもあります。
夏の強い紫外線は、髪のツヤや手触りだけでなく、カラーやパーマの持ちにも大きな影響を与えます。今回は美容師の視点から、紫外線で髪が傷む理由、自宅でできる正しいUV対策、そして美容室で行うケアの重要性について詳しくご紹介します。
目次
夏は一年で最も紫外線量が多い季節

紫外線量は5月頃から急激に増え、7〜8月にピークを迎えるといわれています。多くの方は「肌の日焼け」を気にしますが、髪も同じように紫外線の影響を受けています。
さらに髪には肌のような自己修復機能がありません。一度ダメージを受けると自然に元へ戻ることはないため、日頃から予防することがとても重要になります。
紫外線で髪が傷む3つの原因
①キューティクルが壊れる
髪の表面には「キューティクル」と呼ばれるうろこ状の組織があります。キューティクルは髪内部の水分や栄養を守る役割がありますが、紫外線を浴び続けることで徐々に傷ついていきます。
すると、次のような症状につながります。
・髪がパサつく ・ツヤがなくなる ・指通りが悪くなる ・枝毛や切れ毛が増える
②髪内部のタンパク質が変性する
髪の約80〜90%はケラチンというタンパク質でできています。紫外線はこのタンパク質にもダメージを与え、髪内部の水分保持力を低下させます。
すると、次のような状態になりやすくなります。
・髪がゴワつく ・広がりやすくなる ・まとまりにくくなる
トリートメントだけでは改善しにくいダメージになるため、日頃からの予防がとても重要です。
③カラーの退色が早くなる
夏になると「カラーがすぐ明るくなる」と感じた経験はありませんか。これは紫外線によってヘアカラーの色素が分解されるためです。
特にアッシュ系、ベージュ系、ピンク系といった透明感カラーは、紫外線の影響を受けやすい傾向があります。せっかく美容室で綺麗に染めても、紫外線対策をしていないと通常より早く色落ちしてしまいます。
紫外線による髪ダメージのサイン
次のような症状がある場合、紫外線ダメージがすでに始まっている可能性があります。
・髪がパサつく → 水分不足やキューティクルの損傷が原因 ・ツヤがない → 髪表面の乱れが原因 ・カラーが早く抜ける → 色素の分解が原因 ・枝毛や切れ毛が多い → タンパク質の損傷が原因 ・まとまりにくい → 内部ダメージが原因
複数当てはまる方は、早めのケアをおすすめします。
自宅でできる正しい髪のUV対策5選

①UVカットスプレーを毎日使う
髪専用のUVスプレーは、最も手軽な紫外線対策のひとつです。朝の外出前に全体へ軽く吹きかけるだけで、紫外線ダメージを軽減できます。
外出前に使用すること、長時間外にいる日は塗り直すこと、髪だけでなく頭皮にも使えるタイプを選ぶことがポイントです。
②帽子や日傘を活用する
物理的に紫外線を防ぐことも非常に効果的です。海やプール、ゴルフ、子どもの運動会など長時間屋外にいる日は、帽子や日傘を活用することをおすすめします。
③洗浄力が強すぎるシャンプーを避ける
紫外線を浴びた髪は非常にデリケートな状態になっています。必要以上に洗浄力が強いシャンプーは、髪の保湿成分まで洗い流してしまうことがあります。アミノ酸系など髪に優しいシャンプーを選ぶことで、ダメージを最小限に抑えられます。
④ドライヤーでしっかり乾かす
自然乾燥はキューティクルが開いた状態が続くため、さらにダメージが進行しやすくなります。お風呂上がりはなるべく早く乾かし、最後に冷風を当てることでツヤも出やすくなります。
⑤洗い流さないトリートメントを使う
アウトバストリートメントには、保湿や熱保護、摩擦軽減など様々な役割があります。オイルタイプやミルクタイプなど、髪質に合わせて選ぶことがポイントです。
紫外線ダメージを悪化させやすいNG習慣
良かれと思って行っている習慣が、実は紫外線ダメージを悪化させてしまっていることもあります。次のような心当たりはありませんか。
・濡れた髪のまま外出してしまう ・海やプールの後、髪を洗わずに放置してしまう ・紫外線対策を「暑い日だけ」に限定してしまう ・アウトバストリートメントを塗る量が少なすぎる ・帽子をかぶらず長時間屋外で過ごしてしまう
濡れた髪はキューティクルが開いた状態になっているため、通常よりも紫外線の影響を受けやすくなっています。外出前にはできるだけ髪を乾かし、UVスプレーで仕上げる習慣をつけることが大切です。
紫外線対策アイテムを選ぶときのポイント
ドラッグストアやサロンには、数多くのUVケアアイテムが並んでいます。どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。選ぶ際は、次のような点を意識してみてください。
・スプレータイプかミストタイプか(髪質や使用感の好みで選ぶ) ・頭皮にも使えるかどうか(頭皮の日焼けも髪のパサつきにつながります) ・洗い流さないトリートメントとの併用がしやすいか ・香りや使用感が自分の好みに合うか
一つのアイテムに絞る必要はありません。朝はUVスプレー、夜はアウトバストリートメントというように、時間帯や目的に応じて使い分けることで、より効果的に紫外線から髪を守ることができます。
お子様の髪にも紫外線対策を
紫外線対策は大人だけのものではありません。お子様の髪や頭皮も、大人と同じように紫外線の影響を受けています。特に外遊びやプール、海水浴など、屋外で過ごす時間が長くなる夏は注意が必要です。
お子様の場合、大人用のUVスプレーをそのまま使うのではなく、低刺激で目にしみにくいタイプを選んであげることが大切です。また、プールの後は塩素や紫外線でダメージを受けた髪をそのままにせず、できるだけ早めに洗い流してあげましょう。
帽子や日傘で頭部そのものを守ってあげることも、手軽で効果的な方法です。小さなお子様は自分で紫外線対策を意識することが難しいため、保護者の方が声をかけてあげることが何より大切なケアになります。
IYOHKの西原店・上幟町店は3席のみのプライベート空間で、ご家族での貸切利用も可能です。お子様連れでも周りを気にせず、紫外線対策や夏のヘアケアについてゆっくりご相談いただけます。
美容室でできる夏の集中ヘアケア
ホームケアだけでは補いきれない紫外線ダメージもあります。美容室では、髪の状態に合わせて集中トリートメントやダメージ補修、カラーケア、頭皮ケアなど、一人ひとりに合わせた施術をご提案できます。
特に夏は紫外線に加えて、汗やエアコン、海水、プールの塩素など複数のダメージ要因が重なりやすい季節です。だからこそ、定期的なメンテナンスがおすすめです。
IYOHKが大切にしている「未来の髪を守るケア」

IYOHKでは、「今きれいにする」だけでなく、5年後、10年後も美しい髪で過ごしていただくことを大切にしています。
全スタイリストが高い技術基準を共有し、カット料金は一律7,000円(税抜)です。担当者による価格差ではなく、誰が担当しても「記憶に残る技術」を提供できることを目指しています。
また、お客様一人ひとりの髪質やライフスタイルに合わせて、ご自宅でも続けやすいヘアケア方法をご提案しています。サロンでの仕上がりだけでなく、毎日の扱いやすさや再現性まで考えたアドバイスを行うことで、「豊かな時間」を髪から支えたいと考えています。
さらに、リラックスしてお過ごしいただけるよう、水素吸入やドライヘッドスパといったメニューも取り入れ、美容と癒やしの両面からサポートしています。
紫外線対策を無理なく続けるコツ
UV対策は「やろう」と思っていても、毎日続けるのは意外と難しいものです。続けやすくするためのちょっとした工夫を知っておくと、ケアが習慣として定着しやすくなります。
例えば、洗面所や玄関などよく通る場所にUVスプレーを置いておくと、外出前に手に取りやすくなります。また、日焼け止めを塗るタイミングと合わせて髪にもスプレーする、というように既にある習慣とセットにすることで、忘れにくくなります。
完璧を目指す必要はありません。天気の良い日だけでも構いませんので、まずは「外出前にひと吹き」を意識するところから始めてみてください。小さな積み重ねが、秋以降の髪の状態を大きく左右します。
夏のダメージは秋に現れる
実は、夏に受けた紫外線ダメージは秋になってから一気に表面化することが多くあります。
抜け毛が増える、髪が細く感じる、パサつきが改善しない、カラーの持ちが悪くなる、といった悩みは、夏の蓄積ダメージが原因になっているケースも少なくありません。
「まだ大丈夫」と思っているうちからケアを始めることで、秋以降の髪の状態は大きく変わります。
よくある質問
- 髪も日焼けしますか。 はい。髪も紫外線によってダメージを受けます。肌のように赤くなることはありませんが、キューティクルの損傷や乾燥、カラーの退色などが起こります。
- 曇りの日でも紫外線対策は必要ですか。 必要です。曇りの日でも紫外線は地上に届いています。毎日のUVケアを習慣にすることが、美しい髪を保つポイントです。
- 紫外線ダメージはトリートメントで治りますか。 トリートメントで手触りや質感は改善できますが、一度傷んだ髪そのものを元に戻すことはできません。そのため、ダメージを受ける前の予防が何より大切です。
- 美容室でのケアはどのくらいの頻度がおすすめですか。 髪質やダメージの状態によって異なりますが、夏の間は月に一度を目安に集中トリートメントを取り入れると、ダメージの蓄積を抑えやすくなります。
- パーマや縮毛矯正をしている髪は、紫外線の影響を受けやすいですか。 はい。パーマや縮毛矯正は薬剤によって髪内部の結合を一度変化させているため、通常の髪よりもダメージを受けやすい状態です。紫外線対策とあわせて、施術後は特に保湿ケアを意識していただくことをおすすめします。
まとめ
夏は髪にとって一年で最も過酷な季節です。紫外線は目に見えないため気付きにくいものの、毎日少しずつ髪へダメージを蓄積させています。
だからこそ、UVスプレーを使うこと、帽子や日傘を活用すること、保湿ケアを続けること、そして美容室で定期的なメンテナンスを受けること、この4つを意識するだけでも夏の終わりの髪質は大きく変わります。
IYOHKでは、お客様一人ひとりの髪質や季節のお悩みに合わせたヘアケアをご提案しています。「最近髪がパサつく」「カラーの色持ちが悪くなった」「夏のダメージが気になる」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
髪を整えることは、毎日の気分や暮らしをより豊かにする第一歩です。私たちは、サロンで過ごす時間はもちろん、ご自宅での毎日も心地よく過ごしていただけるよう、これからも技術と知識でサポートしてまいります。
今日からできる小さなUV対策の積み重ねが、半年後、一年後の髪のコンディションを大きく変えていきます。ぜひこの夏は、肌だけでなく髪の紫外線対策にも意識を向けてみてください。
【ご予約はこちらから】
地蔵通り店はこちら
西原店はこちら
IYOHKホームページはこちら

